【ESP32-WROOM-32D】PlatformIOで開発環境構築【Arduino Wifi Scan】

ちょっと前に買うだけ買って開封すらしていなかったESP32-WROOM-32Dをようやく開封しました

Amazonで1,000円ちょっとで買えて無線機能(Wifi/Bluetooth)を搭載しています

また、Arduinoとして使うことが出来るらしく、世の中に溢れかえっているArduinoのソフトウェア資産を使うことが出来ます

今回はサクッとPlatformIOで環境を構築してせっかくなのでサンプルコードで無線機能を動作させてみようと思います

PlatformIO(VSCode)のインストール
USBシリアルドライバのインストール
サンプルプログラムのインポート
サンプルプログラムのビルド、アップロード
サンプルプログラムの動作確認
まとめ：ESP32-WROOM-32DのPlatformIO開発環境構築

PlatformIO(VSCode)のインストール

VSCodeはWIndowsが無償で提供している高機能コードエディタでPlatformIOは色々なマイコンのビルド・デバッグ環境を簡単に構築できる拡張機能です

インストール方法はSTM32向けの開発環境構築の記事を参照ください

2023年3月5日 STM32(nucleo)開発環境構築(PlatformIO+STM32CubeMX)

USBシリアルドライバのインストール

ESP32-WROOM-32DにはSilicon LabsのCP2102というUSBシリアル変換ICが搭載されているようです

FTDIのドライバはプリインストールされている場合が多いと思いますが、私のPCにSilicon Labsのドライバは入っていなかったのでメーカWebページよりドライバをインストールします

インストールが完了したらシリアルポートとして表示されるようになります

サンプルプログラムのインポート

PlatformIOのホーム画面からサンプルプログラムをインポートします

今回は無線機能を試してみたかったので「arduino-wifiscan」を選択しました

[PlatformIOのホーム画面]→[Project Examples]→[Espressif 32]の中にある[arduino-wifiscan]を選択してImportをクリックします

初回は結構ダウンロードに時間がかかるので慌てずに完了するのを待ちます

サンプルプログラムのビルド、アップロード

インポートが完了したらとりあえずplatformio.iniを開きます

サンプルプログラムなのでボード環境が複数定義されているので必要な環境以外はコメントアウトしておきます

今回の場合だと、[env:esp32dev]以外の環境は全てコメントアウトします

; PlatformIO Project Configuration File
;
;   Build options: build flags, source filter, extra scripting
;   Upload options: custom port, speed and extra flags
;   Library options: dependencies, extra library storages
;
; Please visit documentation for the other options and examples
; https://docs.platformio.org/page/projectconf.html

[env:esp32dev]
platform = espressif32
framework = arduino
board = esp32dev
monitor_speed = 115200

; [env:esp-wrover-kit]
; platform = espressif32
; framework = arduino
; board = esp-wrover-kit
; monitor_speed = 115200

; [env:espea32]
; platform = espressif32
; framework = arduino
; board = espea32
; monitor_speed = 115200

; [env:esp320]
; platform = espressif32
; framework = arduino
; board = esp320
; monitor_speed = 115200

ここまで来たらビルドを実行します

何の問題もなくビルドが完了しました