スイッチサイエンスでようやく買うことが出来たので早速動作確認をしてみました
開発環境はもちろんVSCode + PlatformIOです
軽くLチカとシリアルモニタの動作確認を行いましたのでその手順について解説します
PlatformIO側の設定
恐らく(少なくとも私の環境では)デフォルトでArduino Uno R4 Minimaに対応したPlatformがインストールされていなかったのでインストールを行います
そもそものPlatformIOやVSCodeのインストールについては以下記事を参考にしてください

PlatformIOのメニューから「Platforms」→「Embedded」と進み、検索ボックスに「Renesas」と入力すると「Renesas RA」というPlatformが見つかるのでこれをインストールします


執筆時点でのバージョンは0.0.2でした
まぁまぁ時間がかかるので気長に待ちます・・・
Platformを追加したらBoardの選択で「Arduino Uno R4 Minima」が選べるようになっているのでこれを選択してプロジェクトを作成します

プロジェクトが作成されればPlatformIO側の設定はOKです!

ドライバーのインストール(公式IDE使用)
PlatformIOの設定が完了したので早速プログラムを作成してボードにアップロードしようとしたらボードが見つからない的なエラーが表示されて上手くいきませんでした
デバイスドライバマネージャーを確認したところ、「DFU-RT Port」というデバイスのドライバがインストールされていないと表示があり、このドライバーをインストール必要がありそうなことがわかりました
※下記はインストール後のスクショなので正常な表示になっています

「DFU-RT Port」のドライバーはArduino公式のIDE経由でインストールすることが出来ました
Arduino公式サイトからダウンロードすることが可能です
IDEは使う予定はない(すぐ消す)ので、インストール不要のZIP版を選びました

ダウンロードしたZIPファイルを展開してArduino IDE.exeを開きます
左側のメニューから「BOARDS MANAGER」を選択し、検索ボックスに「Renesas」を入力したら表示される「Arduino Uno R4 Boards」をインストールします
※下記はインストール後のスクショなので「INSTALL」の代わりに「REMOVE」が表示されています

インストールが完了したらIDEは用済みです
デバイスマネージャーを確認すると「DFU-RT Port」のドライバーがインストールされていると思います
Lチカ、シリアルモニタで動作確認
いつもの要領でPlatformIOでビルド・アップロードを行います
今回は定番のLチカを行いながらLEDの状態(0 or 1)をシリアルモニタでPCに表示します
下記のように作成しました
#include <Arduino.h>
// put function declarations here:
// int myFunction(int, int);
void setup() {
// put your setup code here, to run once:
// int result = myFunction(2, 3);
Serial.begin(9600);
pinMode( LED_BUILTIN, OUTPUT );
digitalWrite( LED_BUILTIN, HIGH );
}
void loop() {
// put your main code here, to run repeatedly:
delay(1000);
digitalWrite( LED_BUILTIN, digitalRead(LED_BUILTIN)^1 );
Serial.println( digitalRead(LED_BUILTIN) );
}
// put function definitions here:
// int myFunction(int x, int y) {
// return x + y;
// }
なお、コメントアウトしているmyFunctionはデフォルトで作成される関数です
私の環境では特に問題ありませんでしたが、上手くアップロード出来ない場合はボードに搭載のリセットボタンを素早く2回押すとDFUモードで動作し、その状態でアップロードを行えばよいみたいです(LEDがジワーっとした点灯になります)
アップロード完了後、ボードに搭載のLEDが点滅し、それに合わせてシリアルモニタでLEDの状態(0 or 1)が表示されることを確認しました

